top of page
執筆者の写真japanyouthplatform

アフリカ塾(国際協力×世代間対話)を開催しました!

2022年7月30日(土)に、早稲田大学にて「アフリカ塾(国際協力×世代間対話)」を開催しました!多くの方々にご参加いただきました。


【アフリカ塾とは】

アジア経済研究所(IDE-JETRO)、早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)がJYPSと共同で主催するイベントです。


今回のイベントでは、2022年8月にチュニジアで開催されるTICADVIIIを踏まえ、アフリカの国々について、教育、環境、平和の3つの観点から考えました。イベント開催の目的の一つは、若者をはじめとするより多くの人々が、アフリカを通して環境・教育・平和といった視点から「国際協力」への関心を高めることでした。もう一つは、アフリカや日本で活躍する研究者、国連職員ら講師による講義に加え、講師及び世代間の異なる参加者同士がディスカッションを通じ「対話」を行うことでした。以上を踏まえ、若者が中心となり「考え」「行動する」ことを促せるようなイベントを企画しました。(詳しいプログラム内容はこちらからhttp://africajukuevento.peatix.com/)


プレナリーセッションでは、TICAD8開催国チュニジアについて上智大学外国語学部教授岩﨑えり奈様にご講演いただき、JYPS事務局員よりJYPSの活動等の説明、国際協力へのユース参画の重要性についてお話しさせていただきました。


その後、分科会では参加者が、「教育」「環境」「平和」の3つのグループに分かれ、各講師による講義や参加者同士でのディスカッションを行いました。



【分科会】

<環境> ~再生可能エネルギーが人々におよぼす影響~

講師① ツィエツィ・モナレ様(NHK WORLD JAPAN 気象キャスター、南アフリカ出身)

講師② 黒崎 龍悟様(高崎経済大学経済学部 准教授)


南アフリカ等の農村部でもエネルギーを生み出す方法やエネルギーの地産地消、アパルトヘイトなど歴史的背景などについて学びました。参加者からは、「発展途上国」と捉えがちな「アフリカ」だが、実際は日本より先端テクノロジーを使っているのではないかという意見、地域ごとに多様な問題があり、アフリカを一括りにしないほうがよいと感じたという意見がありました。



<教育> ~ジェンダーと教育~

講師① ナジマ・ハッサン様(京都大学東南アジア地域研究研究所 研究生、ソマリア出身)

講師② 吉本 華様(UNICEF 南アフリカ事務所)


教育機会におけるジェンダー不平等(男女格差)が生まれる背景には、社会的文化的な規範、宗教、インフラの未整備、経済的格差など様々な要因が絡み合っていることがわかりました。参加者からは、ロールモデルをつくっていくことサポートを増やすことが大切だという意見、日本の教育機会におけるジェンダー不平等はあまり感じないにも関わらず社会では男女格差が生まれている点について意見がありました。



<平和> ~難民問題を考える~

講師① オウマリ アビドゥラヒ カシム様(難民認定者、エチオピア出身)

講師② 阿阪 奈美様(UNHCR駐日事務所 副代表(法務担当))


難民認定されたエチオピア出身の講師の体験を聞いたり、UNHCRが行う難民支援の活動を知ったりすることができました。また、コートジボワール難民(自主的帰還の開始)、サヘル地域(気候変動と強制移住)、エチオピアの難民•避難民などの事例から難民が発生する背景を学びました。そして参加者同士で、身近な日本における難民問題についても考えを深めることができました。


【おわりに】

今回のイベント、特に分科会では、参加者から講師への積極的な質問や学ぶ姿勢、参加者同士の活発な交流や議論がみられました。イベントの目的であった参加者が「国際協力」への関心を高めること、世代間を超えた「対話」を行うことを達成することができました。


今後の日本とアフリカをつなぐ人々、特に若者にとって、日本は援助する側でアフリカは援助される側ではなく、どちらも得られることがあるという認識をもっていること、アフリカのことをもっと知る必要がある、アフリカを一括りにしないという視点をもっていることが大切です。


今回のイベントに参加した多くの方々が、今後もアフリカや国際協力への関心をより一層高め、活躍することが期待されます。


閲覧数:54回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page