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I-ACT環境セミナーに参加しました

 東京のイタリア大使館にてI-ACT環境セミナーが9月28日(木)に行われ、JYPS事務局からは普及啓発部の東忠透と政策提言部の川和ニコラが参加しました。セミナーでは、気候変動に対してどのようにユースが行動を起こしていくか、という観点から、4人の大学生のパネリストによる発表と、グループディスカッションがありました。また、その後のレセプションでは、参加団体同士で意見交換を行い、交流を深めました。





 I-ACTとは、2022年に発足したIRENA(国際再生可能エネルギー機関)とイタリア政府が共同するパートナーシッププログラムで、環境課題に取り組む世界中の若者を対象にした、キャパシティビルディングを目的としています。


 今回のセミナーでは、I-ACTプログラムの参加者の一人であるMessie Ranjatsonさんをはじめ、Change Our Next Decade、RefWaseda、GreenSohpiaからの登壇者が、各々の活動について紹介したあと、ディスカッションが行われました。一つ目の問いは、「気候変動 (Climate change) を表す、より危機感が伝わる新たな名前を考える」というものでした。グループ内では、気候変動は英語で ”Climate Change” 「『change/変化』という言葉にはない、危機感や損失を想起させる語彙が必要だ」や、環境問題が持つリスクを擬えて「”Jenga crisis”ジェンガ危機と呼ぶのはどうか」などといった意見が出ました。また、二つ目の問いで「再生可能エネルギーを使うきっかけは何か」と聞かれたところ、「国によっては、まず電力の普及が先」や「エネルギー事業の民営化を通した競争の促進」、「利用者・生産者どちらに対してもインセンティブの確保」などの点が指摘されました。同じグループでディスカッションを行ったイタリアのボッコーニ大学からの留学生とは、イベント後にも議論を継続し、交流を深めました。


 I-ACT環境セミナーの後には、イタリア大使公邸にて他の参加者と一層意見交換のできるビュッフェ形式のランチに招待していただきました。Climate Youth Japan や RefWasedaの方々と、お互いの問題意識や、いかにして同世代の若者を包摂し幅広い意見を集約できるかなどに関して意見交換ができました。また、各国からの留学生や、他の参加者とも話すことができ、視野の広がった一日でした。

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