9月26日火曜日に、国連大学GEOCセミナースペースにて開催された「第2回次世代意見交換会」にJYPS事務局員が参加しました(JYPS事務局員は第2回へのゲスト参加)。
今回の次世代意見交換会は、GEOC主催により環境省職員計8名、環境保全をテーマに様々な活動を行っている若者6名とJYPS事務局員3名が現在政府が検討している第6次環境基本計画をテーマに意見を交換しました。全体でAとBの2つのグループに分かれ、2050年の社会はどうなっていてほしいか、Well-beingな社会とはなにかについて話し合いました。
Bでは、まず、都市部と地方の生活や環境の違いという観点でそれぞれの暮らしを比較検討しました。そして、どちらの生活を送りたいと考える人の求める幸福を尊重し、人だけでなく、動物や植物もみんなすべての命が輝ける社会、何かを犠牲することなく個々が求める幸福を残して地域に点在することこそが多様性が実現できる社会になるのではないかという結論に至りました。また、将来というのは、先の見えないことで答えはないため、より多くの世代やセクターからそれは何を意味するのかについての意見を収集することが重要であること。それに加え、人々の声を聞く方法が学校教育で学び足りなかった私たちにとっては、いかに対面でディスカッションや対話をして答えを自分たちなりに出していくかという課題も認識することができました。
また、私自身、今回初めて事務局外で対面型の意見交換会に参加させていただき、多くの価値ある学びができたと思っています。環境省の方々との対話やが大学や教育機関にて専門分野の学びを深め、個人や団体として具体的に各自の方法でアウトプットしているユースの方々との対話を通じて、多くの知識を得ることができて良かったです。
そして、一つの課題に対して多くの人と多角的な視野を持って意見し合うことは、新たなアイデアやイノベーションの構築に繋がり、大きな価値があると感じました。また、多方面からの課題解決策を見出すことが可能になり、持続可能な社会の実現につながるのではないかと思えました。
(JYPS事務局政策提言部 嶋田)
私は、学校や事務局内でも意見交換をする場に恵まれてきました。しかし他の団体や個人で活動しているユースと対面での意見交換する機会は初めてだったため、とても勉強になりました。環境省の方との議論の中で、男性よりも女性のほうが、地方から働きに上京するということを教わりました。「男性の方が働きに出る」という私の考えが固定観念であるということに気づき、今まで得ていた情報を疑うことの必要性を学びました。
しかし、同時に、それをすることは頭ではわかっていても、実際に行うことは難しいと実感しました。他の議題として、世の中で普及している環境保護の取り組みのイメージが「私たちが我慢しなくてはいけない」という考え方であるのに対し、どのようにそのイメージを変えていくことができるのかについても話し合いました。残念ながら、私含めグループでもあまりよい答えが見つかりませんでした。しかし、例えば、環境とは直接的に関わりがあまりないサッカーといったスポーツなどとコラボレーションをし、環境問題にあまり関心が無い層にもアプローチしていけるというアイディアが出てきました。
これを踏まえ、私は、「環境保護は我慢」というイメージを払拭するためのイベント企画や広報をこれからもJYPS事務局員として行っていきたいと思います。
(JYPS事務局普及啓発部統括 成田)
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