開発教育協会(DEAR)の協力のもと、「パーム油から学ぶ開発教育とSDGs」についてのワークショップを7月7日(金)19時からオンラインで開催しました。今回のワークショップでは、DEARの岩岡さんに講師としてお招きし、クイズやロールプレイを通してパーム油生産の実態とそれに関連する問題についての理解を深めました。
JYPS事務局は開発教育という課題に対して、開発教育大綱改定に関する観点から取り上げてきました。今回、パーム油という実例を通して開発教育の重要性を勉強できる機会を設けることができたことで、新たな側面から事務局員のキャパシティービルディングに繋げることができました。
今回のイベントで印象に残っている場面は、パーム油生産に関わる人物を演じたロールプレイのセッションです。セッションでは、異なる国の異なる背景をもつ人々や動物の立場を代弁して意見交換を行いました。その際に、配役すべての立場を考慮した結論を出すことの難しさを実感しました。また実際の現場では、どの立場の人の声が重視される、または軽視される傾向にあるのか等を踏まえると、パーム油生産の問題の根深さが垣間見えたと感じました。
JYPS事務局の活動としても、ユースの意味のある社会参画を目指して、アドボカシー活動を展開していますが、「ユース」という立場の声が他の立場と同等に重要視されているのか、改めて活動の意義を感じる機会になりました。
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