こんにちは!持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability:JYPS)NY支部事務局員の菊田礼です。
国連総会期間中は会議そのものに参加するだけでなく、JYPS派遣団員はネットワーキングを始めとしたその他の取り組みにも力を入れて動いていました。
完成した報告書を含め、これまでのブログで触れていなかった私たちの動きを国連総会ウィークの振り返りとしてみなさんにお伝えしていきます!今回は振り返り投稿第一弾、小泉環境大臣との会談についてです!
9月22日の夜、国連温暖化対策サミットに出席するためニューヨークを訪れていた小泉環境大臣とニューヨーク市内のホテルで会談する機会を設けていただきました。
「若者は将来世代であり有望」と公言し、男性としては戦後最年少での入閣を果たされた小泉大臣。
環境大臣として、若者の参画に何を期待されているのか、そして気候変動対策において若者が積極的に参画する必要性について意見交換を行いました。
会談が始まる前に、JYPS が CJY(Climate Youth Japan) と共同制作した、気候変動対策に対する若者の意見を集約したポジションペーパーを手交しました。
このポジションペーパーは、今年6月に閣議決定された「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」に基づき、国連気候行動サミットで議論される9つの項目に沿って、気候変動対策に対する日本の若者の意見を集約したものです。
8つ目の項目「若者の巻き込みと世論の動員」には特に注力をし、気候変動対策の場における若者の参画を促進していくべきだと強く訴えました。
今回の提言書を読んで、今すぐできることは少ないけれど、できることから行動したいと思い、Clean Air Initiativeへの参加表明をしてきた、と小泉大臣がお話されていました。
「全てを行動に移すまでには時間がかかってしまう。それでも、日本の若者として、今回のように声を上げ続けてほしい。」といった激励の言葉もかけていただきました。
JYPSとしては、今回の提言が政策に反映された事実を嬉しく思うと同時に、他国と比べて日本の若者の参画率が低い現状をしっかりと受け止めなければならないと感じます。
中でも、声が届きにくい若者の声をプラットフォームとして拾い上げ、若者のための自律の場として機能していくという強い理念のもと、JYPSは今後も活動していかなければならないと強く感じました。
また、ご自身もニューヨークで大学院生活を送った小泉環境大臣は、世界の若者と刺激しあうことの重要性や学生としての学びなど、興味深い話をたくさんしてくださいました。
視野を広げ、知識を豊かにし、具体的な行動につなげる、というプロセスの中で、JYPSニューヨーク支部が今後どのように機能していくべきなのか、一度立ち止まって考え直すいい機会となりました。
菊田礼
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