こんにちは!持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability:JYPS)NY支部事務局員の玉山裕樹です。
今回は、第74回国際連合会参加レポート第二弾です!
9月24日にCivil Society Organization Forum (以下:CSO)へJYPS事務局員大久保と一緒に参加しました!今回のCSOから初めての国際会議の参加でまだまだ新人ですが、どうぞよろしくお願いします!
社会は、大まかに、政府、ビジネス、そして市民社会という三つのセクターに分かれて構成されており、今回のCSOは、市民社会組織と非政府組織から成っています。国連加盟国内では、多次元の不平等 (Multidimentional Inequality) の撲滅や環境的・経済的・政治的なチャレンジを解決していく上で、市民社会が必要不可欠なパートナーであると考えています。
持続可能な社会を目指す方針上で、大きな影響を受け、且つ生まれた問題に対して動くのは、市民でありそして市民から成り立っている社会 (市民社会) です。
政府、ビジネスの独断の意見や活動だけが行われることは”No One Left Behind”の概念
”すべての人が、人間として尊厳をもって生きることのできる社会の実現のために”とは異なり、実際に動く市民社会の声とはとても重要なものであり、聞き逃さないことが大事です。
そういった流れで、今回のフォーラムは市民社会と国連加盟国の交流の場として設けられました。
私が抱いていたイメージとは違い、話し手からの一方通行な会議ではなく、参加者からの発言や質問が多く、インターラクティブなフォーラムでした。
発言者の中には、感情的に訴えかける人も居れば、冷静に議論を持ちかける人もいて、各国から参加者が集う場というだけあり、様々な人たちがそれぞれの声をあげており、多様性を大きく感じる会議でした。
マジョリティの人だけでなく、マイノリティとして認識されてしまっている方達も多く、そういった人たちの声の代弁者として参加されており、強いパッションを感じさせられました。
やはり、マイノリティの方々の声が受け取りきれていないのが現状ではありますが、今回の会議では、多くのステークホルダーの方が発言できるよう会議側の考慮があり、多くの声を聞こうという姿勢が主催側から伝わりました。ですが、やはり全ての声を受け入れ切れることは難しく、聞かれることのなかった声も未だ多くあるのが現状でした。会議内だけで、全ての声を拾いきるのは困難であるからこそ、意見を届けにくい人たちををカバーする仕組みの構築が必要だと思います。
特に印象に残った質問は、本会議の最後の質疑応答の際に、
「発展途上国の人たちは自分自身の命が危うい。明日生きているかもわからないような人たちが、SDGsの推進に力を注げると思いますか?」
というものです。
この質問に対して、先進国であり、世界的にとても裕福な環境下にいる自分がどれほど恵まれているのか実感しました。
日本では、テレビ・パソコン越しなどでしか様々な社会問題を知る機会がなく、多くの方は、世の中の問題を他人事のように感じている気がします。
]
経済的な問題や家庭的な問題などを主観的に捉え、自分の声すら届けることのできないYouth達に目を向け、彼らの声を社会へ届けることがが国連の掲げる”No one left Behind”に繋がることを強く感じました。
"No One Left Behind."を実現するためにも、JYPSとして、SDGsを知らない日本の若者と繋がること、また、SDGsに興味はあるが、実際の活動との繋がり方がわからない人たちを繋げ、政策などの意思決定において、ユースとして多様性を生み出し、公平で公正な持続可能な社会に向けて、盛り上げていくよう励む所存です。
そして日本国内をもっと盛り上げた上で、NY支部の一員として日本と世界の架け橋にもなれたらと思いました。
国連の地下には、本屋さんやお土産屋さんがあり、フランクに話をしてくださる優しい人達で溢れていました!ここで念願のSDGsのスーツピンをゲットしました!
Comments