みなさま、こんにちは!
すっかり肌寒くなり、秋の訪れを感じている参画部の遠藤舞依です🙇♀️
SDGsユースアンバサダープログラムについての報告です!プログラム自体は終了しましたが引き続き、プログラムの一貫である「特別講義」の様子についてお伝えします。
今回は、JYPSの理事団体でもあるIFMSA-Japanより、代表の久世瑞穂氏をお招きして講義をしていただいた様子についてまとめています。
講義の詳細を記載した報告書はこちら ⇨
「IFMSA-Japanとは?」
「IFMSA」という団体名は「International Federation of Medical Students’ Associations」の頭文字をとったもので、日本語名称を「国際医学生連盟」といいます。IFMSAは世界140以上の国と地域、130万人以上の医療系学生が参加する世界最大級の医療系学生NGOで、WHOが唯一公認した学生団体であることから、世界医師会など多数の世界機関とも関わりを持っています。IFMSA-JapanはIFMSAの日本支部で、全国56校の大学、約700人の学生が参加し、約300名のスタッフが活動しています。
「IFMSA-Japanの取り組み」
多様な活動を継続的に行っているIFMSA-Japanですが、今回は特にUHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)、人権とジェンダーの観点からお話しいただきました。例えば、IFMSA-Japanは”WHO Simulation in Japan”といった、各参加者が1つの国、NGO、企業の代表として会議に臨み、WHO総会を模擬体験するイベントを開催しています。2018年度は、世界の母子保健をテーマに、成果物として提言を作成しました。
その他にも、SNSではより多くの人に向けて、インフォグラフィックを用いた啓発活動を行っています。また、人権とジェンダーの観点では、これまで貧困問題に取り組む団体への訪問、炊き出しボランティアなどを行っています。そしてジェンダーの問題に対する学生の理解をより深め、互いに意見を交換しあう勉強会の開催などを通して、普及啓発活動をしています。
詳細の報告については、こちらの報告書をご覧ください! ⇨
「活動での障壁と、活動の意義」
IFMSA-Japanの活動で直面する障壁として、「学生ならではの難しさ」を感じるという点が挙がりました。全国の学生と繋がり活動を行う楽しさがある反面、学生の本分である勉学を疎かにできないのも事実。どこまでのコミットメントができるかを見極めながら、活動も継続・拡大しなければならない。という点は、学業と社会活動を両立する多くの学生に共通する点だと思います。
その上で久世氏は、「楽しさも難しさも表裏があり、難しいからこそ得られる楽しさも多い。IFMSA-Japanが幅広い視野を持ち、多様なセクターと協力していけることが理想。」とおっしゃっていました。
また、医療系学生として、上記の取り組みなどを日々行う意義として、以下のことを話してくださいました!!
将来的に医療に携わる学生として、実際の職務で役立つようにUHC関連などの知識や経験をインプットしておく重要性がある。
全国的に活動する団体として、社会にインパクトを付与する。
患者さんとの良い信頼関係を築く上で、人権問題に関するアンテナを持っていることは必要となってくるし、医療現場での人権を守ることにもつながるため、人権問題などに取り組むことも大いに意義がある。
今回も、同じく”ユース”として国内外で社会貢献されているIFMSA-Japanの久世氏から講義をしていただき、有意義な時間となりました。ワークショップでも、ジェンダー不平等や、セクシャルマイノリティの権利や、SDGsの完全性などについても深く対話しました!詳細は報告書にありますので、ぜひ一読ください!
【SDGs Youth Ambassador Programについて】
SDGsユースアンバサダープログラムは、選抜された若者が主体となり、SDGsに関する推進活動を行うプログラムです。主に、SDGsの認知度向上を目指した学内活動の企画・運営を初め、JYPSのネットワークを用いたセミナー・勉強会、SDGsに関するデータ収集のための学内調査、国際機関・政府・NGO等の訪問(新型感染症の影響で変更あり)、2020年度第一回SDGユースサミットの運営を行っていただきます。今年が第一回目ということで、JYPS事務局とユースアンバサダーと共に試行錯誤しながら、有意義なプログラムの構築を目指します。また今回のプログラムは、居住地の制限なくアンバサダーへ参加していただくため、全てオンラインを通じて行われています。
詳しいプログラム情報や、アンバサダー情報は以下のリンクからご覧ください。
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