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Japan Youth Platform for Sustainability (JYPS)

【HLPF2019レポートvol.3】HLPF1日目

こんにちは!派遣団員の加戸です。今回はやっと!とうとうきました、HLPF開催1日目です!

メディアゾーンにての派遣団


JYPS派遣団は朝からUNMGCY (United Nation Major Group of Children and Youth) の事前ミーティングへ出席し、改めてメンバー紹介と今日1日の行動の確認を行いました。



近くにカフェでミーティング中


MGCYのミーティング後は、国連にてMGCYとMGoS (Major Groups and other Stakeholders)でユースや他のステークホルダー、そして市民社会を交えてのミーティングを行いました。


HLPFの準備も出来てきたところでオープニングセッションが始まり、ECOSOC and Social Councilの議長であるInga Rhonda King氏からの挨拶でHLPFがスタートしました。

オープニングセッションの様子


SDGs、アジェンダ2030の達成に向けて、リスクやチャレンジ、そして実際に経験した内容などを各スピーカーがそれぞれの視点から話しました。ある方は経済的な角度から、ある方は教育から、など、HLPF開催に向けての意気込みやこれからの達成に対しての指針をそれぞれスピーチしました。パートナーシップや連帯感、あらゆる持てる力を集結させて今回の会議に挑むことを会場全体で再確認しました。


オープニングセッション後のプレナリーセッションでは、アジェンダ2030 (SDGs) を達成させるにあたっての現時点での進歩、障壁、ギャップについて討論されました。

平均寿命の更新やSDGsに対する政策作り、また人々の財政のアクセスレベルの向上など、改善された点はありますが、2030年までの達成に向けてはまだ及ばないことを言及し、SDGsの達成に向けた軸となるターゲットやインディケーターで達成の進捗を測ること、国ごとのデータを比べることの難しさ、そして上手な社会的資源を活用してのSDGs達成など、これから推進していくべきものや課題が話し合われました。

また加盟国全体に共通したプロセスとしての課題だけでなく、他のステークホルダーとの参画の促進などエンゲージメントの面でよりもっとSDGsの推進を行なっていくべきだとの声も上がっていました。


セッションが終わるとメンバー数名で国連のランチへ!

サラダなどビュッフェ形式で、海に囲まれた外の風景を国連から眺めながら少しの休憩です!

ちなみに国連はプラスチックボトルの飲み物やナイフ・フォークなどがありません。環境に悪く、有限な資源の使用に反対する第一の場所だからこそ、まずは自ら無くしていく姿勢が伺えました。素晴らしいですね!


ランダムなカツさん


ランチ後は、派遣団でUNMGCYのサイドイベントへ出席しました。(サイドイベントとはHLPF開催中にさまざまな政府や団体が多様なテーマを決めて取り組んでいるイベントです。)


UNMGCYでは、これまでのAgenda2030 (SDGs)を達成していくという流れに伴って、きちんと各エリアやゴールに対して団体、政府、個人が実際に行動に移しているのか、その進捗はどうなのか、しっかりと "Leave No One Behind (誰ひとり取り残さない)"を実現させているのかについてスピーチを行いました。

各エリア、そして今回のHLPFにて焦点を当てられているゴールごとから、それぞれ行なっていることやユースとこれらの課題について議論されました。

サイドイベントの様子!たくさんのユースが集合しました!


MGCYにてGoal 8 "Decent Work and Economic Growth (働きがいも経済成長も)"のフォーカルポイントを務めるJYPS派遣団の1人であるピーターも今回のサイドイベントにてスピーチを行なっていました!


サイドイベント出席後は、最後の会議、今日のレビュー対象ゴールであるGoal4 "Quality Education (質の高い教育をみんなに)"のセッションが行われました。


ここではさまざまな角度から教育が切り込まれ、ゴール4達成に向けて今足りないプロセスは何なのか、国際団体やステークホルダーが質の高い教育というゴールに対してに対して何を求めているのか、各国がどのようなことを取り組んでいるのか、などについて3時間をかけて話し合い、質疑応答の時間がありました。

SDGs4のレビューの様子


学校を作る、または教員のサポートなどを含めた教育に対する経済的支援の不足、不平等や国際的・国内的な教育の格差、学校からの退学率、社会のため個人のための教育とは...などなど、さまざまな課題がSDG達成の進捗の中でもまだ残っているゴール4。しかし、テクノロジーなどを駆使してあらゆる人を受け入れる体制を整えること、国際的、国内的、地域的に考える仕組みを作ること、などによってゴールを促進する、または新しい指針を考えるきっかけを作ることがスピーチで上がってきていました。


「教育」とは子供にかかる言葉だけではありません。子供が平等に教育を受ける環境を整えることはとても重要ですが、仕事のことやリーダーシップについてなど、子供ではない時期に学校では学ばない物事を学ぶことも教育というくくりになります。教育の質を考えるにあたって、いつ何を感じて学んでもらうのかという点を考えることもこれからの個人や個人が活動する国や社会形成の上での大きな要点です。だからこそ「教育関係」と呼ばれる団体や場所に留まることない大きな社会の中で全ての人たちが参画しながら教育については考えるべきなのではないのでしょうか。


したがって、これらの「教育」「教育の質」という大きな枠組みをよく考えながら、社会の一員である私たちもこれからのゴール4達成について考えることができれば良いですね!!


SDGs4のセッションが終わり、HLPF1日目はひとまず終了しました。

初めての日で皆さん肩に力が入ってどっと疲れた、そんな1日でした!(私だけでしょうか...笑)

"We all want the summit to be a milestone of SDGs."と今回の議長がおっしゃられていたように、

このHLPF会議がアジェンダ2030 (SDGs)に向けて実り多きものとなりますように!


明日(今日)も1日頑張ります!

以上1日目のレポート、JYPS派遣団の加戸でした!!!


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