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Japan Youth Platform for Sustainability (JYPS)

【HLPF2019レポートvol.11】HLPF振り返り1

皆さま、こんにちは。 HLPF2019 JYPS派遣団員で、団体のひとつであるSDGs-SWY共同代表の高木超です。 ハイレベル政治フォーラム(以下、HLPF)が閉会し、日本に帰国して早1週間近くが経とうとしています。 梅雨も明けて、夏本番!海だ!川だ! と言いつつ、海に行けばマイクロプラスチックが気になってしまうあなたは、相当SDGsのゴール14を意識してしまっているでしょう。


さて、HLPFの振り返りですが、僕が派遣団に合流したのは7月11日(木)でした。 11日は、国連本部の中でも大きな会議室(Conference Room 4)でゴール10に関するレビューが行われ、翌12日はゴール13とゴール16に関するレビューが行われました。それぞれ3時間の時間設定で、各国政府の発言時間も限られています。こうしたメインの議論と並行して、ほかの会議室や国連本部ビル周辺の各国連関係機関のオフィス等では、サイドイベントが開催されています。

UNOSSCの主催するサイドイベントの様子(=筆者撮影)


僕も、国連開発計画南南協力オフィス(UNOSSC)が主催する「SDGsのファイナンス」をテーマとしたサイドイベントに参加してきました。そこでも、資金調達の方法論などとともに、開発途上国の限られた状況のもとで実際にSDGsをどのように実行していくのか、といった意見が交わされていました。このように、様々なサイドイベントをフォローすることも、HLPFのひとつの側面だと思います。

最後に、国連子どもと若者のメジャーグループ(以下、UNMGCY)とユースの役割について触れたいと思います。JYPSのメンバーも重要な役割を占めているUNMGCYは、HLPFで行われる持続可能な開発目標(以下、SDGs)の議論の中で、若者の重要性をインプットすべく、懸命に活動しています。


今回のHLPFでも、我らがJYPSのピーターが、素晴らしいステートメントを披露したことは、既に以前のブログ記事(HLPF2019レポートvol.4)で報告しています。


なぜこんなにSDGsの達成に向けて、若者の意見を反映させようと頑張っているかと言えば、SDGsのゴールを全て達成しても、2030年以降も持続させなければ持続可能とは言えません。「誰一人取り残されない」というキーワードを掲げる、この野心的な目標の達成に向け、世代や性別、国籍に関わらず、すべての人類が協力して取り組んでいかなけば、SDGsの達成は絵空事になってしまうのです。 実際のところ、SDGsの達成に向けて推進力を持った取組を進めているのは、国際機関や企業、政府の一員として「仕事(業務)」を通じて関わる世代が中心となっています。それでは、その取組に若者と定義される年代の意見はきちんと反映されているのでしょうか。具体的に、SDGsに関して作成された国内企業や自治体の行動憲章や実施指針などに、若者の意見はどの程度反映されているのでしょうか。そうした意識を持って、若者が自分たちの未来のために動いていかなければならない、そう感じた今回のHLPFでした。

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