みなさん!こんにちは!
JYPS事務局広報部の宮下です!
この度、広報部ではSDGsや社会の課題に取り組む日本の若者の活動にスポットライトを当て紹介する「ユースマガジン」企画を開始します!
ユースマガジン企画とは、JYPS事務局員が毎回様々なテーマのもと若者が主体的に活動する学生団体やNPOなど、または若者が抱える課題にアプローチするために活動されている方にインタビューしていきます!そしてそのインタビュー内容を、多くの若者で共有し、ユースのアクションを応援したいと考えています。
今回は、学生団体tastEAT(テイスティート) さんに、活動の様子をインタビューしましたので、ぜひご覧ください↓↓↓
こんにちは!tastEATさんよろしくお願いします!
では、まず最初に簡単に自己紹介とtastEATに関わり始めたきっかけを教えてください!
野関悟さん (所属:石川工業高等専門学校 機械工学科)
tastEATは自分の学びの分野である機械系とは離れていています。でも、畑違いだからこそ知りたいと感じて入りました!
伊東大裕さん (所属:法政大学 機械工学科)
僕はもともとSDGsに関心があり、ずっと何かしたいという思いがありました。そんな時SNSでの投稿を発見し、僕も大学で学んでいる機械科とは違う分野だからこそ挑戦する良い機会だと考え今にいたります。
(宮下)
ありがとうございます!tastEATの他のメンバーの皆さんはどんな方々なんですか?
(野関)
もともと農業に興味のあったメンバーもいますが、それぞれ色々な分野に関心がある人が集まっていると思います。
(宮下)
そうなんですね!それでは次にtastEATについていろいろ聞いていきたいと思います!
(野関)
tastEATは9月末頃に現リーダーの同志社大学 安藤さんからのSNSの団体結成の呼びかけで集まったメンバー7人で構成されています!SNSで集まったメンバーなので、大学もバラバラで、オンライン上で活動しています。
(宮下)
団体名の由来はどこからきているんですか?
メンバー発案の名前で、「テイスティート」と読みます。「食べるをもっと楽しく!」がコンセプトで、食べることを味わい楽しむという意味が込められています!
↑↑学生団体tastEAT 活動の様子!
~活動を通して達成したいこと~
(宮下)
ありがとうございます!それではtastEATさんは活動を通してどのようなことを達成されたいと考え、活動していますか?
(伊東)
食品ロス削減・農業活性化が活動の軸にあります。元々は規格外野菜の流通を目指していたのですが、現場に足を運び、食べられるのに捨てられてしまう野菜の現状を知り、もっと広い視点で活動したいと思うようになりました。そのためにはもっと柔軟で多様な受け入れ先が必要です。例えば、スーパーへの出荷では決められた個数の出荷が必要になり、不足を防ぐために多めに作ってロスがうまれてしまうのです。
また、「農業の多様化」という観点でも活動していきたいと思っています。いろいろな形の農業があってもいいのではと思い、若い視点を活かして選択肢を提示したいです!
(野関)
僕は、ハードルを下げて学生が取り組みやすく、かつ貢献度の高い活動を企画したいです。学生同士で繋がって広がるようなコミュニティを立ち上げ、そこでのムーブメントを起こせたら良いなと思っています!
(宮下)
確かに、今は同じ関心のある人同士で繋がりたい人は多いのでコミュニティは社会を動かす力になりそうですね。
場所にとらわれずに活動するのは若者の得意な事なのではないかと思います!
~これまでの活動紹介~
(宮下)
先ほど、伊東さんから食品ロス削減・農業活性化が軸という話があったのですが、これまでtastEATさんはどのような活動をされてきましたか?
(野関)
以前、環境省と、フードシェアリングアプリ「TABETE」を提供する(株)コークッキングとがタイアップしたプロジェクト「”No foodloss!” youth action project 」に採択されました。運営母体のメンターについていただき、自分たちの活動を創りながら進めていました。10月から1月頭までのプロジェクト期間中で、tastEATとして取り組みたいことのベースができあがったと感じています。メンターさんとのやり取りやメンバーの話し合いから、それまでの規格外野菜から食品ロスに対する視野が広がって、若者も楽しめるようなハードルの低いイベントを作りたいと思うようになりました。
(伊東)
tastEATができたばかりの時のプロジェクトで、鍛え上げられたという感じがします。メンターからの「ひとり100個アイデア出したらどうか」という言葉に刺激をうけ、自分たちもアイデアを1人100個持ってきて出し合いました。
畑で農業に関わりのない人も巻き込む収穫イベントの構想等、クリエイティブ集団になってきていると感じます。環境問題に関心のない人にもきっかけになれれば良いと思ってます。
(宮下)
アイデアを一人100個って結構すごいですね笑
あと、若者が楽しめる参加のハードルが低いようなイベントっていいですね!農業に関わりのない人も巻き込む収穫イベントとかバーベキューとかあったら私も参加したいなって思いました!
(伊東)
やっぱり環境問題とか農業とかSDGsって少し堅苦しいイメージがありますよね。そこを堅く真面目にやるのではなくて若者だからこそのユニークさを発揮して、楽しいコンテンツとして環境問題に取り組めたらいいなと思います!
(宮下)
いいですね!コミュニティーとか、ハードルの低いイベントは、「誰一人残さない」というSDGsの理念にアプローチできてるのではないかと感じます。
~活動を通して印象的だったこと~
(宮下)
先ほどおっしゃっていた環境省さんのプロジェクトも結構tastEATさんにとってはインパクトのある経験だったと思うのですが、他の面で活動を通して印象的だったなと感じることはありますか?
(伊東)
これまで活動して来た中で実感したのは、現場に行かなければ体感できないこと、わからないことがあると気づいたことでした。
実は、tastEATの結成時は特に基本的な情報や現場についてよく分かっていなかったし、メンバーは元々、農業の知識があまりなかったんです。
しかし、実際に畑に足を運んだり、農家さんと話す中で、現場に行かなければわからない情報や事情があると感じました。
(野関)
僕は、tastEATの活動を始めて、「繋がりが可視化できること」が面白い、興味深いと思いました。例えば、今回のJYPSさんのように取材を外部から受けることもあれば、京都の自家自然農園と繋がったり、意外と動いてみると繋がれるということをとても感じました。
(伊東)
確かに、不思議な繋がりの連鎖があると感じました。このように活動をやっている中でJYPSさんと繋がれたのも、すごいなと思ったんですが、JYPSさんはtastEATをどう見つけたんですか?
(宮下)
tastEATさんは私が見つけました!「食品ロス・若者団体」で検索したら、tastEATさんのnoteが見つかったんです!noteも食品ロスについて綺麗にまとめられていて、活動に興味をもちました!
(伊東)
そうなんですね!!嬉しいです!こういった感じで繋がりが広がっていくのは面白いなと思います!
~活動のモチベーションや原動力になっているもの~
(宮下)
今後も、若者同士でつながっていきたなと思います!
ここまで、活動に焦点を当てて聞いてきたのですが、お二人の活動の原動力になっていることってなんですか?
(野関)
思いつくものとして「波及力」が原動力になっているのかなと思います。この前のミーティングでメンバーが言っていた言葉「みんなが頑張っているから頑張れる」に、とても共感できるなと思いました。
元々、オンラインで知り合った3、4か月のメンバーが活動しているんですが、同じ年代の子が同じ目標を持ちながら・場所は離れているけれど同じ活動をしていることが自然と自分のモチベーションになっている気がします!
(伊東)
メンバーの一人一人の存在がモチベーションになっていると思います。
僕自身、何かしたいという思いは高校からあったが、一人では無理だったと思います。方針・アイデアがあったとしても一人だけではなく、メンバーの反応や意見があることの相互作用で、よりよいものができていると感じるので、メンバーの大切さを感じますし、原動力になっています!
(宮下)
ありがとうございます!そうなんですね〜〜。確かに、活動は決して華やかなものだけではない分、あの人が頑張っているからとモチベーションになるのは本当にわかります!
それに、チームで挑んでいるからこそ効果も大きくなるんだなと思ったので、若者の横の繋がりってとても大事なんだなと再確認できました!
それでは、tastEATさんの今後の目標ややっていきたいことについてぜひ教えてください!
~今後の団体としての目標!~
(野関)
団体としては直近にコミュニティの展開をして、全国的に関係人口の創出をしたいと考えています。具体的に、半年~1年の目標として農業に興味のある人・興味を持とうかなと思う人を増やすために、イベント開催などいろんなきっかけ作りをしたいです!
(伊東)
楽しみながら、問題について考える場を設けたり、環境問題に関心がある人との横のつながりができる取り組みをしたいです。これからの時代は「一緒に創っていく」時代だと思うからこそ、若者が横でつながって一緒に活動できる場を創りたいです!個と個が共創してこそ、社会をより良い方向へ変えていけると思うので!
(宮下)
横の繋がりを構築する上で、例えばどんな分野の若者が繋がれたらいいなとかありますか?例えば、気候変動とか、農業以外の環境問題に関心がある人も巻き込んでいこうという感じですか?
(伊東)
そうですね、tastEATはいろんなきっかけを提供する側になっていきたいので、農業だけではなく、気候変動やゴミ問題に関心がある若者など本当にいろんな人が集まっていいイベントを創りたいです!このような交流の場から、SDGsをキーワードに繋がっていけたら若者の一大ムーブメントになると思うんです!
(宮下)SDGsも社会問題も複合的にアプローチすることが大切だからこそ、分野を超えた交流の場は必要だなと思っていますし、今言ってくださった取り組みが今後あってほしいなと思いました!
(野関)
それでいうとまさに、フレーム内にフォーカスしながらフレームを超えていく発想って感じかなと思いました!
~個人としての目標~
(宮下)
まさに、そうですね!では、個人としては何か目標などありますか?
(野関)
僕はこの春から社会人になるので、今後のtastEATとの関わり方を現在模索中です。その中で若者がさらにtastEATとフランクに関わることができるようなサポートしていきたいと考えています!
(宮下)
なるほど、模索中なんですね。
(伊東)
学生団体と言っても若者であれば年齢の制限的なものはないので、年齢に囚われずにやっていけたらなと思っています笑
(野関)
来年も現役のメンバーから、熱い一言を頂いたので、また(今後どう関わっていくかは)考えていかなきゃなと思います笑
(伊東)
僕は、今、年齢の話がありましたけど、今後の活動の幅を広げていく上で、メンバー7人でやっていくことは難しい一面もあるなと思っています。なので、参加型のコミュニティを作って、メンバーの数に囚われずに、みんなで一緒に創り上げていくというものがあればいいなと思っています。そうやって楽しみながら、社会問題に取り組む中で、いろんな人を巻き込んで日本中に笑顔をつくりたいなと思っています!
~同世代の若者へのメッセージ~
(宮下)
ありがとうございます!では、最後に同世代の若者へのメッセージはありますか?
(野関)
僕は、「もっと繋がっていいよ」ということを言いたいです。。分断が叫ばれるコロナ禍でもオンラインでは十分に繋がっていけるし、コロナで「会う」ことの価値とか意味が見直されたことで、機会の創出や人の出会いがより見直されてると思うので、広く若者が出会うことの価値や意味を共有して繋がっていきたいと思います!
(伊東)
僕が、tastEATで活動を始めたきっかけがSNS(Facebook)でそこから一歩踏み出すと繋がりの連鎖が生まれることを実感しました!なので、コロナ禍で直接会うことができない今だからこそ、SNSの使いようでいくらでも繋がれると思います!なので、SNSで繋がるところから、若者の一大ムーブメントを起こせる可能性があることを伝えたいです!
(宮下)
若者同士の繋がりというのがお二人の共通のメッセージですね!今後も若者の繋がりを生み出していくtastEATさんを応援しています!今回は、本当にありがとうございました!
【tastEATさんのSNS】
学生団体tastEATさんへのインタビューはどうだったでしょうか?
これからも定期的にユースマガジンを発信していきますので、よろしくお願いします!
広報部
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