先日開催した「Youth Summit 2023 in 広島」のご報告をいたします!
当日の様子について
サミットは、外務省国際協力局の日下部 英紀審議官よりご挨拶をいただき開幕しました。
第1分科会では、NPO法人Wake Up Japan代表理事の鈴木洋一さんより、「ユース参画」に関するワークショップを実施していただきました。こちらのワークショップでは、昨今JYPSが重視している「安全なスペース」の基礎づくりや、ユースが声を上げるということの意義等について改めてご共有いただきました。
第2分科会では、JYPSの加盟団体である、一般社団法人Change Our Next Decade(COND)代表理事の矢動丸琴子さん、Climate Youth Japan(CYJ)の小林誠道さんより、それぞれ生物多様性と気候変動の観点から話題提供、ワークショップを実施いただきました。こちらの分科会では、「危機時代を乗り越えるために」というテーマで実施され、それぞれの観点から「危機」や「安全」とはどういった状態なのか、またそれらを乗り越えるための施策等に着いてグループディスカッションも行われました。グループディスカッションで行われた、危機時代の乗り越え方について、「誰もが日々の選択で、”誰一人取り残されない”を考えられるような、社会規範をつくる」といった意見が印象的でした。
そして第3分科会では、「国際平和の将来を考える」をテーマにした分科会では、KNOW NUKES TOKYOの徳田悠希さんよりご講演及びワークショップを実施していただきました。 「核は存在するだけで人を踏みつけざるを得ない脅威を持っている」という強いメッセージと共に、核兵器がもたらす複合的な脅威、特にジェンダーの視点からもご講演をいただきました。グループディスカッションでは、核兵器を有すること、そのものの男性性や、考え方について根本から見直されるべきといった議論がなされました。
今回のサミットでは、オンライン参加者を含め、全国各地から様々なユースの方々に参加していただきました。受けてきた教育や、環境が違う中でもそれぞれが「誰一人取り残されない」について建設的に議論ができた、とても有意義な場となりました。 JYPSでは、このサミットで議論した内容をもとに作成する提言書を、今夏、NYの国連本部で行われる国際会議「SDGサミット」にて発表する予定です。
報告書はコチラ
Comments