ブログ2巡目が回ってきました。ということは・・・HLPFも段々と終わりに近づきつつあります。中でも今日は一番のハイライト!
派遣団にとってもここ一番の勝負の日でした:) 写真は勝負に向かう前の緊張感漂う一瞬を捉えた写真です。
朝は恒例の朝7時からのミーティングを2つ終えた後は第一会議室へ!
オープニングセッションでは数名によるスピーチを聞くことができましたが、最も印象的だったのはコロンビア大学教授のジェフェリー・サックス氏の講演でした。
富の集中を皮切りに、国家と企業の説明責任と社会的役割を追及する下敷きに、市民社会を含む人々が意識を変えて行動を起こすことの必要性が説かれました。
その説明やスピーチ構成が鮮やかすぎてメモを取りながら聞き入ってしまいました…!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーHLPFから脱線ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
個人的には、パリ協定を脱退した国の中にある国際機関の、しかも国連本部内において同じその国際文書の重要性が、同国でも有数の大学勤める著名な教授から強調されたというのが皮肉に感じられて記憶に残っています。
曰く、ガスや石油産業における改革が不可欠であること、消費者でありサービスの受益者であり社旗の構成員である私たちが温室効果ガスの排出源を徹底的に糾弾し、社会のあり方を是正していかなければなりません。
SDGsを契機に気候変動に対する取り組み加速させいかなければなりませんね。
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さて、今週のメインイベントであるVNR (Voluntary National Review、自発的国別レビュー)。
発表の形態には2種類あります。一つ目がパネルディスカッション。今日はルクセンブルグ・モナコ・ブラジルがこの方式を採用しました。
三か国による発表が15分×3で終わった後に質問時間が設けられます。市民社会にとって厄介なのは、この形式では一つの国だけに質問を向けることができず、全て国に該当するような一般的な質問をしなければならないのです。
つ・ま・り
パネルディスカッション形式を選んだ国は市民社会からの厳しい糾弾を避けたい…という意図を隠し持っているとも考えることができしまうのです!
幸い、というべきか、日本はこの例からは漏れ、個別発表とそれに続く個別質問という形式を採用したため、他の締約国(タイとカナダ)および市民社会からより詳細な質問が投げかけられました。
日本政府の発表は三部構成になっており、岸田外務大臣から全体的な報告がなされた後に、映像を通じた具体的なSDGsへの取り組み事例の紹介(他国における上下水道の整備や母子手帳という健康管理方法の輸出)、さらにインターナショナルスクールオブアジア軽井沢設立者の小林りんさんが自身の体験を通じて将来世代への教育投資の重要性を訴えました。
質問の中心は市民社会を代表して、JYPS理事の小池が質問を述べました。(その様子はJYPSのFacebookやTwitterでもご覧ください。)
残念ながら時間配分がなかなかうまくいかず、全ての質問に満足に回答を受けることは叶わなかったのですが、発表を通じて子どもと若者を未来担う存在として認識されている点が伝わるプレゼン内容でした。
ただ、これで満足するわけにはいきません!
これから国内での実施や更なる会議を通じて日本政府における認識と慣行を変え、同時に子どもと若者の間でも「自分たちの意見が重要であり、聞かれる価値があり、社会を動かす力になる」という意識を持ち、またそれを行動に移せるような環境が整えられいかなければならないのです。
もちろん、ユースも不満ばかりを唱えてそうした環境が整うのを受け身で待つだけではなく、自分から行動し発信していけるように訓練する必要があるはずです。
こうした考えは、夕方にお話を伺った国連日本代表部 南博 駐日大使のお話を聞いて更に深まりました。
すべてのユースの意見は大事だけど、全員が国連を訪れて意見を述べることは現実的ではありません。
だからこそ、このような場にアクセスを幸運にも持てた責任として、より多くのユースとの対話を深め、
広げていく役割をもっともっと担っていくべきと改めて実感しました。
よりは大きな協力の輪を持つ上で大切になるのが興味を持ってもらうこと、分かりやすい言葉で説明すること。
その意味で、日本政府がPublic Private Action Planを合言葉に、広報・周知活動を進めたのは画期的だったかもしれません。
そう、勘の良い方はお気づきのはず…政府と企業との連携を具体的な行動によって深めよう!というこの理念、略すとなんとPPAPになるのです!!!!
実はVNRの段階から政府による広報戦略の一つに数えられていたエンターテインメントとの協働。ピコ太郎さん今回、SDGs版の歌を作り、なんとニューヨークまではるばる来てくださいました!
会場は大盛り上がり、派遣団も童心に返り無邪気に写真撮影を楽しみました;)
長い一日を終え、どうにか一番の山場を越えた派遣団ですが、まだ仕事はのこっています!
MGCY用に議事録を作成したり、既に次のHLPFや別の国際会議における活動について戦略を立て始めたり…。
ピコ太郎さんがSDGsに関連してどんな曲を作ったのか、またSDGs?なにそれおいしいの?新手のアイドルなの?とも思われた方は動画をチェックするとともに、派遣団のTwitter、Facebook、Blogや国連公式機関のページなどでなどで是非少しだけでもどん内容があるのかを見てください:-)
明ここだけの話ですが、明日のお昼はニューヨークで有名?なパンケーキをみんなで食べるのが目標の一つです:p
次のブログもお楽しみに!
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…。oо○* JYPSからのお知らせ *○оo。… 持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability: JYPS: 読み「ジップス」)では、これまで様々行ってきた活動の報告と、これからの新体制を決定し、今後どうしていくかを加盟員の皆様と考える場として、JYPS総会を開催いたします。 多くの団体、個人の参加をお待ちしています! 【日時】2017年8月6日 (日) 9:00 - 12:00 【場所】東京ウィメンズプラザ 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 詳細、参加登録はコチラからどうぞ! ※会場の大きさの制約上、参加希望人数が溢れてしまった場合は基本的に先着順とさせていただきます。
…。oо○* JYPSに参加しよう!! *○оo。…
「どう参加するの?」 とっても簡単です! 意見交換やキャンペーン、政策提言の準備などは、メーリングリストにて行われます。なので、メーリングリストに登録すれば、意見を表明する機会や、関連する議論に参加する機会が流れてきますし、関連する募集も行われます。
また、若者団体からは、「ポジションペーパー」と呼ばれる各団体が、国連などで議論されているテーマに対してどう考えているのかを記したものを公表してもらうこともできます。そのポジションペーパーは、日本の若者として意見を発信する際にしっかりと考慮されます。
またそのような意見をまとめる作業にも、メーリングリスト参加者している人はだれでも参加が可能です。
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