North-East Asia Youth Session
NEA Youth Session 2021
開催の背景
SDGsに関する各議論の場において市民社会の存在感は年々大きくなっています。その中において「ユース」の発言力は必ずしも十分であるとは言えません。
この現状を踏まえ、日本・韓国・中国・ロシア・モンゴルのユースの意見や課題を共有・集約することで、若い世代の意見を広く認知してもらうことを目指し、第一回北東アジアSDGsフォーラムユースセッションが開催されました。本セッションは、10/15(金)の日本時間15時から18時にかけて、ズームを会場として行われました。
アジェンダ
本セッションではSDGs4,5,13,14,15,17(教育・ジェンダー・気候変動・生物多様性・パートナーシップ)が中心に議論されました。この議題は、2022年7月に開催される、2030アジェンダの進捗評価を行う国際会議であるHLPF(ハイレベル政治フォーラム)の重点目標に合わせたものです。
日本・韓国・中国・ロシア・モンゴルの五か国のユース団体が登壇し、計約40名の方に参加いただきました。
セッションの構成・登壇者
セッションは2部により構成されました。
第1部では ”Youth understanding of SDGs implementation and their engagement to foster the Agenda 2030 with the focus on SDGs 4/5/13/14/16/17”というテーマの下、各SDGsの達成状況や現状の課題、ユースの取り組みが発表されました。
第2部では”Youth Solutions to foster the implementation of SDGs.”というテーマの下、特定の社会課題に取り組むユースの団体が、各SDGsの達成に向けた解決策を発表しました。
日本からは第2部において、緊急避妊薬などの課題に取り組む#なんでないのプロジェクト , 生物多様性に関して取り組む一般社団法人Change Our Next Decade が登壇し、各団体の概要や問題意識、各社会課題に対する解決策が発表されました。
JYPSは第1部で登壇し、各SDGsの日本における達成状況や課題、日本のユースの取り組みについて幅広く説明しました。
なお本セッションで議論された内容は、北東アジアユースの提言である「ユースステートメント」に取りまとめられています。この提言はユースセッション中のみならず、10/22の北東アジア市民社会セッションや10/28,29の北東アジアマルチステークホルダー会議において発表されました。